前回のページでは、紛らわしい診療科目として「美容整形」と「形成外科」があるということについて少しだけお知らせしました。美容整形と形成外科ではどういった違いがあるというのでしょうか。今回のページでは女性にとって美容のための大切な診療科目である美容整形と形成外科ではどういった違いがあるのかについて詳しく説明していきたいと思っています。
美容整形について説明する前に、まずは形成外科についての説明をしておきましょう。形成外科は人の見た目や身体の各部の形状を整えるための外科的な施術のことを指すという意味合いにおいては美容整形と同じですが、実際にはこの2つの診療科目は異なります。というのも、形成外科は、ケガによる傷や骨折、それから火事などによる火傷で損なわれてしまった身体の部位を「元通り」にするための診療科目です。それに比べて美容整形は、怪我や火傷がなくて、機能上も全く問題のない体の部位について、「美しさのため」に施術を施す医療科目のことです。
次に、美容整形で取り扱いのある施術について順を追って簡単に解説していきましょう。美容整形でここのところテレビCMなどで広告をよく目にする施術に「植毛」があります。この施術はどちらかというと男性のための施術で、頭髪が薄くなって禿げている頭の部分に植毛をしたり、毛根を移植することで頭髪を再生するという施術です。
女性が受ける美容整形の施術の中で、とくに人気の高いものに「重瞼」という施術があります。これは一重のまぶたを二重まぶたにするための施術で、多くの場合、外科的な手術を伴う施術です。この施術には主に切開法によって行われる場合と、埋没法という方法によって行われる場合があります。また、最近ではこの施術も、外科的手術を行わずに済ませる「プチ整形」という方法が出てきて、その気軽さと、低料金であることから、若い世代の女性たちから大きな支持を得ています。
その他に多くの女性に人気の高い施術に「隆鼻」というものがあります。これは、鼻が低いことが気になっていて、少しでも鼻を高くしたいという女性が受けるための美容整形の施術です。具体的には、鼻の部分を切開し、軟骨やシリコンを入れることによって鼻を高くします。